光の速さは秒速約３０万kmです。１秒で地球を７周半するほどの速さです。
ものすごく速いようなイメージですし、まあ実際速いわけですが、よくよく考えてみると、このスピード、そんなに想像もできないほどの速さ、という訳でもなさそうです。
たかだか”地球”程度の物を７周半する程度のスピードとも言える訳です。
徒歩スピードで、地球１周は１年５２日ほどでした。
つまり、この大きさは人間の感覚でなんとか把握できる距離スケール、時間スケールです。
現に、自転車や徒歩で地球を１周するような強者ファイターが存在しますし、もはや地球のサイズは現代の私たちにとってはそれほど想像外の巨大さというほどの物ではなくなっています。
だから、光のスピードという物も、十分に我々の頭脳の想像力でイメージできるサイズなのですと、あえて言ってしまいます、私は。

　さて、地球サイズ程度にももたついているような”光”ですから、たとえば私たちの太陽の周りを１周するのにも１４.６秒かかってしまいます。
下のFLASHの様な感じですね。

　太陽は地球に比べてばかでかいですから、１秒で地球を７回転半できる光速でも、太陽を１周するには１４.６秒かかっちゃう訳です
光速ってやつが、思ってたほど速くない、むしろすごい遅いという事実！
そこそこありきたりな恒星ひとつ横切るのにもこんなに時間かかるの？

こんな物が　”全宇宙最速”　でいいんだろうか！！

まさにワープワン（エンタープライズ号のスピードの単位）がこのスピードです。
そして、

この程度の速度が　”相対性理論の効果の世界”　をつかさどっている！

のです。
重力レンズもブラックホールも、突然ものすごく身近でリアルな感じがしてきました。
光速は、人間のイメージ力にとってそれほどかけはなれた速度ではないのであります！