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 いままでバラバラに断片的に触れてきましたが、ここであらためて、どのような手順で3DキャラクターをFlash上で動かしているのかの全体像をまとめてみました。見苦しい図になっております点は申し訳有りません・・

 まず3DのキャラクターのモデリングをBlenderで行っています。Blenderはフリーの3Dソフトで、こちらから入手できます。
http://www.blender.org/
 日本語の解説もあちこちに有るようですので、いろいろと参考にしてみてください。基本的なモデリング機能とテクスチャのマッピング機能のみを使用しますので、レンダリングやアニメーション制作の難しい知識はここでは必要有りません。

 作成したモデルをFlashのActionscriptファイルとして出力する為にAS3Exporte.py というスクリプトが必要です。
http://rozengain.com/?postid=54
 これはBlender用のscriptで、ホームページにある説明にそって組み込めば、モデルのデータを .as として出力可能になります。ファイル形式はいくつかの種類のFlash3Dライブラリに対応していますが、私の場合は使い慣れたSandy3D形式としています。Sandy3Dはこちらから。
http://www.flashsandy.org/

 モデルは、頭、胴、腕、足などのパーツごと別々の.asファイルとして出力し、Flashの開発環境上でそれらを組み上げて1つのオブジェクト:1つのキャラクターとしてまとめます。こうしてできたキャラクターを、Sandy3Dライブラリを用いてステージに配置、各パーツの座標や回転を制御してアニメーションさせます。

 アニメーションが1つの.flaとしてまとまったら、.swfムービーとして出力して完成です。
また、開発環境からQuickTimeムービーとして出力し、FinalCutなどの動画編集環境で編集、音入れなどを施して完成度を上げる事もできます。こうしてできたムービーの形で完成でも良いですし、これを.flvに変換してあらためてFlashに組み込み、インタラクションを施すこともできますが、このあたりはお好みでとなります。

 上記行程の中には世の常の通り、さまざまなアプリ独特の癖、若干挙動不振な部分、見落としがちな地雷などがあちこち散らばっているのですが、このあたりは実践と経験で、楽しみながら慣れていけば、すぐに飲み込めると思います。

 以上が私が行っている作業手順の概要なのですが、Blender、Sandy3D等、肝の部分のソフトが皆フリーである点がみそです。英語の説明を読むのが面倒な部分は有りますが、なによりも気軽に、そしてすばらしい結果を得る事ができますのでみんなにおすすめです。

 
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