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道具は使い手次第?

ハリウッド俳優組合のストライキがニュースになっております。
このストライキの影響は今や映画にとどまらず ゲームの制作なんかの中断も心配だったりする時代なのであります。 そわそわ・・・
そして交渉内容の一つがAIの取り扱いについてですね。
エンタメやアートはAIとどう付き合っていくべきなのか。

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ゴールドフラップ再始動! Alisonソロアルバム

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In Electric Blue
The Love Invention
Alison Goldfrapp
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撮影風景の動画を見ると いったんセットと人物の動画撮影を行い それをAIで装飾していくという手法の様です。
「 揺らぎを作り出すためにさまざまなAI技術で処理されている」そうです。
この曲だけでなく今回のアルバムのPVは全てこの手法で作られている。

画像生成AIをメジャーな場でカッコよく応用することがすでに始まっている。

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今回のストライキは 以下への抗議である。
 役者のアイデンティティーをスキャンして乱用
 世界中の文章を盗用して脚本を自動生成
つまり 人工知能を使って知能の低い事をするという足りない行いである。
あまりにも知能が低すぎて 人工知能に対して失礼である。
道具は創造的な事に使えこら!
これに類する問題はすでに各分野で起きており こういった雑な行為に小規模だったりフリーだったりする方々が被害を被るのは本当にけしからんと思う。

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Goldfrappから1曲。
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Utopia
Felt Mountain
Goldfrapp
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このアルバムはほんまによく聴いた。ずっと聴いてた。


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もう最近は私の頭の中では 世間で連発される単語「AI」が いわゆる「人工”知能”」という物語とはもはや直接結び付かないビジネス用語と化してきてる。
学問フィールドでは今日も研究者達がせっせと研究続けておるんだが。
マスコミから聞こえてくる方のは”エーアイ”と発音される名前の最新流行のデジタルツールであり ”知能”の研究はどこいった?

覚えておりますでしょうか
デジタルパブリッシングが登場した時の右往左往
デジタルペインティングが登場した時の右往左往
3DCGソフトウェアが手元に来た時の右往左往
従来の仕事が新しいものに徐々に浸食されていくとまどい。
QuarkXPressのデータのやりとりで苦労しまくり Painterのバージョンアップに振り回され 3DCGは覚えることが多すぎるっ!
結局今回も同じことが起きているだけだと思う。
新たなツールとして”エーアイ”が登場し「今度はこれを使いこなしたまえ」と言われているのだ。

本音を言えば・・
新たなアプリケーションが登場した時 我々はそれを使いこなす必要がある。
そして万人がアーティストになれるわけではない。
そんなものはいらんと おのれを貫き通す強い意志のある者は たぶんいつの時代でも強い。
がしかし 新しい道具を使いこなし新しいものを生み出す能力のある人 使いこなす意思がある者が芸術家なのであり
その事は どんなに時代が移り変わっても微動だにしないであろうと思う。
・・うむ うまく書けないのですが 要するに「知能の低い小手先のやっつけアートの寿命はどうせ短いであろう」と言いたい。
”エーアイ”には 盗み水増し効率化..とは違う もっとずっと素晴らしい使い方があるぞ。


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もう一曲どぞ
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Train
Black Cherry
Goldfrapp
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2000年な気分となってまいりまして もはやAI関係ないですがこちらもどぞ。

Glory Box Live At Roseland NY
Portishead


これ以上かっこいいものがあり得るんだろうかなんて当時は思ってたりした。


All Mine
Portishead


デヴィッド・リンチとかが一番かっこいいとか思いこんでた時代の香り・・


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「 私は 秩序のない知能を否定する。
 そして 建設的な目的のない力を否定する。」

                Mr.スポック




2023.07.17





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