単語を発射するときの引き金の軽さ
SFは舐められるわけだが
それは ろくに読まれていないからという単純な必然からくるんである。
さて このような思い出がある。
アマゾンのブックレビューは大概 その本を読んでいない(読めていない)人が書いているのだが
この本はかなり極端なことになってしまっていた。
「西のはての年代記」 ル=グウィン
当時ルグインのイメージは「ハイニッシュユニバースの創造者」ではなく
すっかり「ジブリ映画の原作者」と化していたため
エアープレイをする者たちがそこに引っ張られた動作をするのも理解できたのですが
にしても 「ゲド戦記の作者による面白い楽しいSFファンタジーです」 みたいなレビューが多く
あまりのことに開いた口がふさがらず
普段は書きもしないアマゾンレビューなどというものを書きなぐり 投稿ポチッとした。
「生まれに縛られ生きている我々全員へ向けたメッセージ 人の世界の残酷さとのっぴきならなさを描き切る ルグインが残った力を振り絞っている 渾身の一撃」
みたいな事を書いてやった。
ら 低評価ボムを食らい 絶望とともにコメント削除した(もうお前ら勝手にやっていろ みたいな気分になってしまい)
それが16年前。
最近のアマゾンは当時ほどのダメダメ感は感じない気もしますし 時代も移り替わっていると思いたいのですが
しかしSFへの偏見は相変わらず 記号的な「SF」という便利単語が今日も乱射されている。
時代がSF文学の時代ではなくなったというのも その事に拍車をかけてしまっているとは思うのですが
にしても言ってやりたい叫びたいこの言葉。 せ〜のっ 「SF舐めんな!」
ルグインは「闇の左手」「所有せざる人々」などがピンポイントで語られがちですが
ハイニッシュユニバースのすべてが SF大陸の中の一つの巨大山脈を形成しているので どれか一つでもお見かけの際はぜひ手に取ってその世界を覗いてみていただきたい。
SFファンタジー以外もさまざまな著作。
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気分を変えまして・・・
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おぼくり〜ええうみ
Songs of Silence
里アンナ
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宇宙を感じる音楽。
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Peace Sword (Open Your Heart) [feat. Tobacco]
Peace Sword
フレーミング・リップス
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「エンダーのゲーム」
多分 今の所最後のSF映画かもしれない ある意味。
「エンダー」は 「死者の代弁者」からが本番。 機会があればぜひ!
2024.11.11
追)
トゥボックがサイレンス。
「 Lego Horizon Adventures Recasts Late Lance Reddick With Star Trek Actor Tim Russ 」
ティム・ラスがランス・レディックを引き継ぎサイレンス役!!!!
知りませんでした。
プレイ予定になかったのですが これは購入不可避。
ボイジャー大好きホライゾン大好きにとって理想的な展開きた。
そして ホライゾン3・・・ この布陣で期待していいんですか?!!
2024.11.14