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1. 確率を目で見る

 確率の視覚化に関しては、それほど語る内容は多くありません、今のところ。
ゆくゆくは、もう少し内容を膨らませられればとは思ってます・・

 さて、サイコロの中の特定の目、例えば1が出る確率は1/6ですが、それを、6mmの長さの中における幅1mm、というかたちでイメージ化します。
基本単位mmを使って、なんとか分のなんとかという抽象概念を視覚化できる物に置き換えて、スケール感をつかみ易いようにしているのです。
それでは、最後の話題として、当選確率1千万分の1レベルと言われる宝くじについて調べてみます。
宝くじの一等というものに対するするイメージはどんな感じでしょうか。
相当厳しそうな印象ではあるが、もしかしたらそこそこ運が良ければ私にも万が一的なチャンスがあり得る物なのでしょうか。
たぶんあると信じているからの人気だとは思われます。

まずは切りのよい値の確率について順番にみると、

確率1/10:1mm/10mm すなわち1mm/1cm
確率1/100:1mm/100mm すなわち1mm/10cm
確率1/1000:1mm/1,000mm すなわち1mm/1m
確率1/1万:1mm/10,000mm すなわち1mm/10m
確率1/10万:1mm/100,000mm すなわち1mm/100m

まだまだどんどん行けますが、この辺りでとりあえず止めておきます。
100mというサイズに到達しました。
10万分の1の確率は、長さ100mの中の幅1mm、と読んでください。

抽選のイメージっぽくするために、ルーレットやダーツのまとの様に円形にしてみます。
円周率3.14で割り算するだけなのですが。

確率1/10 は、直径3.18mm の円盤の中の幅1mm
確率1/100 は、直径3.18cm の円盤の中の幅1mm
確率1/1000 は、直径31.8cm の円盤の中の幅1mm
確率1/1万 は、直径3.18m の円盤の中の幅1mm
確率1/10万 は、直径31.8m の円盤の中の幅1mm

上記した”幅1mm”というのは、円周の部分が幅1mmの細長い三角形:極細のピザの切れ端のようなかたち的な物ですね。
あなたの投げた矢が直径31.8cmの円盤の中の幅1mmのエリアに命中したとき、確率千分の1に当選という感じです。
確率1/10、1/100、1/1000それぞれを図にしてみました。

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実物大画像ファイル(300dpi A4プリント用)はこちら>>

歩いたり手に取って眺めたりで実感する事がスケールの把握にとって有効、というセオリーが今回も当てはまるのではと思っています。
若干意外かもしれませんが、確率1/1000あたりでもうすでに、ほとんど無理な印象の確率であると視覚的に理解されます・・

 では、当選1千万分の1のレベルと言われる”宝くじ”の当たる確率を。
確率1/1千万:1mm/10,000,000mm すなわち 1mm/10km
10km を円形にすると、直径 3.18km となります。

確率1/1千万 は、直径3.18km の円盤の中の幅1mm。

私の感想を言えば、正直やっぱり今回も「びっくりした」です。
直径3.2kmの回転円盤に向けて発射された矢が(もはや人力では無理でしょう)幅1mmの回転するスリットに命中する確率、それが1千万分の1と判明しました。
ちなみにこの円盤の円周10kmは徒歩で回ると2時間半です、と咄嗟に計算するのはもう病気かもしれません・・

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さて、これで本当におしまいです!

なにか1つでも面白いと感じていただけた事、センスオブワンダーがあったとしたら、望外の喜びであります。

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