先のページで説明した方法にのっとって、いろいろな例を考えてみます。
最近は100歳まで生きる人も珍しくなくなってきたようですし、また万能細胞、老化遺伝子等々、医療科学も未踏の領域に進歩驀進しています。
そこで、ここはきり良く人間の寿命 = 100年としちゃいます。
100年 = 3,155,760,000,000秒
距離に直すと 3156km ほどとなります。
・・・という計算からはじめてもよいのですが、1年は徒歩で 7.884時間であるという事を先ほどすでに導いていましたので、
100年は徒歩で 7.884時間 x 100 = 32.85日
と簡単に導く事もできます。
3100kmは、日本列島の大きさ、北方四島から琉球諸島までくらいです。
または、アバウトですが、青森から下関までの往復、としたほうが歩きやすいかもしれません。
秒針が日本列島を一生懸命に縦断していくイメージがうかびます。
そういえば、カタツムリの速さって1mm/1秒くらいでしょうか。
おぎゃーと生まれたときに秒針カタツムリが青森を出発、1mm/1秒のスピードで進み続け、50歳のときに下関で折り返し、青森に帰ってきた時に100歳で大往生。
人間の文明の歴史というスケールだと、どんなサイズになってくるでしょう?
歴史の本や映画に触れたとき、今からどれくらい前の出来事なのかを実感できたらいいなーと時々思います。
そこで、目安としてわかりやすい位置、紀元前と紀元後の境目、”西暦元年”がどれくらい昔か、を探ってみます。
xx文明やらxx戦争やら、年表上のいろいろなイベントは、この西暦元年を基準に相対的にイメージできるのでは、と考えました。
さて、この文章を記しているのは2011年ですので、西暦元年を2011年前として、
2011 x 7.884時間 = 15,854.724時間 = 660日14.724時間 = 約1年295日
[距離]のところで、地球一周が徒歩1年52日と確認しました。
ですので、西暦元年までの"時間の大きさ"は、地球1.5周くらいとなります。
ちょっとイメージが大きく厳しくなってきました。
地球の大きさをはみ出し始めましたね・・